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アタッチメント基盤の感情焦点化療法(Emotionally Focused Therapy: EFT)とは

アタッチメント基盤の感情焦点化療法(Emotionally Focused Therapy: EFT)は、1980年代に、大人の愛着の科学、人格と親密な関係を持つ発達理論とともに開発された、人間性心理学の心理的アプローチです。カップルのための感情焦点化療法(Emotionally Focused Therapy for Couples: EFCT)は、当時レスリー グリーンバーグ博士の研究室に在籍していた、スー ジョンソンが博士論文のテーマとして創造されました。(Greenberg & Johnson, 1988). その後、スー ジョンソン博士はアタッチメントの観点からEFCTを更に発展・普及させ、EFCTは30 年以上に渡り専門家間で相互評価が行われた臨床研究で、その有効性が実証されています。愛着理論に基づくEFTは、エビデンスに基づいたカップルセラピーとして幅広く知られており、米国心理学会(American Psychological Association)にも認められています。個人のうつ病、不安、心的外傷後ストレスへの対処(個人向けEFIT - Emotionally Focused Individual Therapy)や、家族の絆の修復(家族向けEFFT - Emotionally Focused Family Therapy)にも使用されています。

 

アタッチメントの観点から、人間は、生まれながらにして他者と関わりを持つ社会的な存在であり、他者との親密な結びつきを求める生き物であると考えられます。EFTの枠組みでは、個人の経験や大切な人間関係における中核的な組織的要因の一つを、感情と感情調節である、と捉えて重視しています。

 

EFTの目標の一つは、関係性の中で安全な愛着の絆を築くことです。この手法は、アタッチメント科学の原則を、関係性(システム)に働きかける体験的手法を用いながら、非病理的観点で、クライアント自身とその人にとって大切な人(達)との関係形成において、中核的な部分となっている感情に焦点を置き、関係性や自己観・他者観を変化を促してゆく手法です。

EFT国際センターのホームページはこちら (英語のみ)

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